平成25年の改選から議員定数を20名に定めるなど議会改革を進めてまいりました。また、平成26年には市議会に対する市民意識調査も実施し、多様な意見の把握に努めました。市民に議会というものを理解してもらうこと、あるいは議会活動や議員活動を議員みずからがもう一度見つめなおし、これからの議会のあり方についての議論を重ねながら、議会基本条例としてまとめました。この条例を生かし、市政へのチェック機能を強化し市民の皆さんとともに考え、提案する議会を目指します。
議会基本条例前文
地方議会は、市民から直接選挙で選ばれた議員と市長とで構成された二元代表制のもと、緊張ある関係を保ちつつ、日本国憲法に定める地方自治の本来のあり方の実現を目指すものである。
地方分権において自治体の権限の拡充は進展してきたが、住民自治いわゆる身近な民主主義を実現するために、議事機関としての議会はこれまで以上にその責務を果たすことが求められている。
このため、山鹿市議会は、地域の人々が築き上げてきた歴史・文化、多様な地域資源などの特性を重視し、広域化した市域の課題の把握とそこに暮らす市民の様々な意見の反映に努め、議員間の自由な議論を展開しながら、政策立案及び政策提言を積極的に行う必要がある。
これまで積み重ねてきた取り組みを確かなものとし、議会及び議員の使命、役割、責務を自覚しながら、より一層市民の負託に応え開かれた議会とすることを決意し、ここに議会及び議員活動原則等の基本事項を定め、議会の最高規範として、この条例を制定する。
議会基本条例の6つのポイント
1 市民参加の機会を拡充します(第2条、第5条)
多様な意見を把握するための場を設けます!
2 適正な市政運営が行われているかチェックします(第2条)
執行機関が行う行政運営を評価し、監視します!
3 議会への関心が高まるような議会活動に努めます(第2条)
わかりやすい視点、方法等を示していきます!
4 議会報告会を開催します(第5条)
審議結果等の市民への報告と意見交換を行います!
5 市民への情報公開に努めます(第5条)
本会議、常任委員会の原則公開と議会活動の情報公開も!
6 議員間討議を充実し政策提言につなげます(第10条)
活発な討議で市政の課題を明確化し政策提言へ!
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議会基本条例に基づく議会及び議員の活動に関する検証