防災対策 ~災害への最大の防御は、備えである~
身の安全の備え
地震からの被害を最小限に抑えるには、自助(じじょ)・共助(きょうじょ)・公助(こうじょ)それぞれが役割を果たしていくことが大切です。
「自助」とは、自分の身を自分の努力によって守ることです。
「共助」とは、身近な人たちがお互いに助け合うことです。
「公助」とは、国や県などの行政機関による救助・援助です。
地震による犠牲者の多くは地震発生直後の建物の倒壊や家具の転倒によるものです。このため自らを守る「自助」はもちろん、人々が助け合う「共助」が極めて重要です。
消防機関等が救出、救助、消火活動を行う「公助」は、地震直後に一人ひとりに対する初期の対応ができず、「公助」だけでの対応ではほとんど無力です。
このようなことから、自分自身が「自分の身は自分で守る」、「自分たちの地域は自分たちで守る」、「これに足りない部分を行政機関が補う」という考えを持ち、地震に備えることが必要となります。そこで、次のようなことを普段から心がけ、いざという時に適切な行動ができるように日頃から考えることが大切です
地震への備え
- 家具の転倒防止(固定)
- 開き戸の固定
- ガラス飛散防止フィルム
- 整理整頓
- 非常持ち出しリュックと備蓄用品の備え
- 家族間の安否の確認方法を決めておく
屋内にいるときに地震が起きたら
オフィス
- 窓際やロッカー、資料棚などから離れ、机の下や周囲に危険物がない柱のそばなどで身を守りましょう。
- 大きな揺れがおさまったら火元を確認しましょう。
学校
- 教室にいるときは、すぐ机の下に入り、机の脚をしっかり握って身を守ります。
- 廊下、運動場、体育館などでは中央部に集まってしゃがみましょう。
屋外にいるときに地震が起きたら
車を運転中
- ハザードランプを点灯してスピードを落とし、道路左側に停止。
- やむを得ず道路上において避難するときは、キーはつけたまま、ドアロックもしません。
電車やバス
- 電車は強い揺れを感知すると緊急停止します。
- 座っている場合、低い姿勢をとって手荷物で頭を保護しましょう。立っている場合、つり革や手すりにしっかりつかまりましょう。
- 停車後は勝手に降車せず、乗務員の指示に従って行動しましょう。