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水道料金の改定について

最終更新日:

 安全で安心な水道水を将来にわたって安定的に供給していくため、令和6年4月1月から28年ぶりに水道料金を改定します。
 水道使用者の皆様にはご負担をおかけしますが、今後も引き続き、経営の効率化、経費の削減など一層の経営努力を行い、持続可能な事業経営に努めてまいりますので、水道料金改定にご理解とご協力をお願いします。

料金改定の理由

 水道事業は、事業に必要な経費は料金収入をもって充てる独立採算制の原則を基に経営を行っています。現行料金を維持した場合、必要な施設の更新・耐震化を図ることが難しくなることが予想されたため、水道事業審議会での審議を経て、料金を改定することとしました。

水道施設の更新・耐震化

 昭和29年の給水開始から70年近くが経過し、老朽化が進む水道管等の施設の更新に加え、災害に備えた耐震化を進めるために財源の確保が必要です。

水道料金収入の減少

 人口減少と節水型機器の普及により、水道の使用水量が年々減少しており、それに伴い水道料金収入も減少しています。今後も人口の減少が予測されるため、事業の財源である水道料金収入はさらに減少することが見込まれます。


料金改定のポイント

基本水量の廃止

 現行の料金体系は、基本料金に基本水量10㎥を含み、使用水量10㎥以内は同一料金となっています。
 基本水量制は、水道未普及の時代に公衆衛生向上の観点から一定の水道の使用を促すために導入されたものですが、現在ではその目的を達成しており、料金負担の不公平感もあったため基本水量を廃止します。

基本料金・従量料金の見直し

 現行のメーター口径の大きさに応じて基本料金が大きくなる口径別基本料金制を維持し、口径ごとの基本料金を見直します。
 使用した水量に応じてかかる従量料金は、現在の単一従量料金制を見直し、2段従量料金制とします。

端数処理の見直し

 基本料金と従量料金の合計額に消費税を加算した際に発生する端数について、これまで「5円未満は切り捨て、5円以上10円未満は5円」とする処理をしていましたが、「1円未満を切り捨て」に変更します。


新旧料金表

改定前改定後
基本料金従量料金基本料金従量料金
口径(mm)
料金(円)

10㎥(基本水量)以下

10㎥を超える1㎥につき150円加算口径(mm)料金(円)1~10㎥まで1㎥につき10円加算
10㎥を超える1㎥につき190円加算
1378013860
201,040201,140
251,300251,430
401,820402,000
502,320502,550
752,580752,840
1002,9201003,210

 ※消費税抜きの金額です。 


水道料金の計算例

〇一般家庭で多く使用されている口径13mmでひと月に水道を15㎥使用した場合
 基本料金860円(1)
 従量料金(1~10㎥)100円(2) = 10円×10㎥
 従量料金(11~15㎥)950円(3) = 190円×5㎥
 税抜合計1,910円(4) = (1) + (2) + (3)
 税込合計2,101円(5) = (4) × 1.1

※下水道金は含まれていません

料金早見表

 お使いになられている口径に応じた早見表によりご確認ください。

新料金の適用時期

 令和6年3月31日以前から継続して水道をお使いの場合は、新料金の適用は6月請求分(5月検針)からになります。
 転入・転居などで4月1日以降に水道の使用を開始した場合は、5月請求分(4月検針)から新料金が適用されます。

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