山鹿市 民俗芸能発表会を開催しました。
山鹿市教育委員会主催で、八千代座を会場に2月23日(金・祝)に山鹿市民俗芸能発表会を開催いたしました。
この発表会は山鹿市内に古くから伝わる神楽などの民俗芸能を広く市民のみなさまに知っていただくとともに、披露の場を提供することで保存会の活性化を図ることを目的としたものです。
当日は出演予定であった鹿北小学校は学級閉鎖のため出演が叶いませんでしたが、山鹿市菊鹿町相良地区に伝わる「相良神楽」、茶業の盛んな鹿北町に伝わる「鹿北茶山唄」の2つの民俗芸能が披露されました。
「相良神楽」は9月に御陵(みさぎ)さん、山の神 川上神社、11月に相良吾平神社の年3回奉納されています。今回は「二人剣」という演目を披露いただきました。
「二人剣」は剣と鈴を持った舞手2名が笛と太鼓に合わせて舞う演目で、リズミカルな笛や太鼓の演奏と息の合った舞から優雅さを感じられます。
「鹿北茶山唄」は賑やかに楽しく働くための作業唄として、江戸時代末期から続くとされる民謡です。昭和47年に振り付けを依頼し「鹿北茶山唄踊り」が誕生しました。「のぼり唄、つみ唄もみ唄、仕上げ唄」の3部からなることが特徴で、全国的にも大変珍しい構成です。
今回の発表会には保存会から総勢16名の方にご出演いただきました。楽器の軽快なリズムや賑やかな踊りに合わせて、伸びやかな歌声が会場に響き渡りました。
披露いただいた保存会のみなさんは、「唄の継承を通じて鹿北町の茶業の発展に貢献したい」とお話しされていました。
最後は2団体の出演者全員でそろって挨拶をし、会場からの大きな拍手とともに幕が閉じられました。
今回の発表会にご協力いただきました団体のみなさん、会場にお越しいただいた観客のみなさんにこの場を借りて心からお礼申し上げます。ありがとうございました。