担い手確保・経営強化支援事業
国の補正予算において、先進的な農業経営の確立に意欲的な地域の担い手に対し、必要な農業用機械・施設の導入を支援する「担い手確保・経営強化支援事業」が実施されることとなりました。
本事業は、国内外の様々な経営環境の変化に対応し得る農業経営への転換を図ろうとする担い手に対し、必要な農業用機械・施設等の導入等を支援する事業です。
なお、事業内容等は、国の令和７年度補正予算案に基づいたものであるため、成立した予算の内容に応じて、変更になる場合がありますので予めご了承ください。
事業概要
地域計画が策定されている地域等において、将来の労働力不足に対応する取組や、環境への負荷を低減し生産の持続可能性を高める取組など意欲的な取組により、経営構造の転換・経営の発展を図ろうとする地域の中核となる担い手が、融資を活用するなどして農業用機械等を導入する際、助成金を交付することにより主体的な経営転換・発展を支援します。
助成対象者
地域計画のうち目標地図に位置付けられた者であって、かつ認定農業者、認定新規就農者または一定の集落営農組織
補助率
事業費の2分の1以内
上限額
個人1,500万円 法人3,000万円
補助対象となる事業内容
農産物の生産、加工、流通、販売その他農業経営の開始もしくは経営の改善に必要な機械または施設の導入、整備等（令和８年度に完了する事業が対象となります。）で事業費が５０万円以上であること。
成果目標
必須目標| 目標項目 | 目標水準 |
|---|
| 付加価値額の拡大 | 目標年度（令和９年度）までに現状より付加価値額の1割以上の拡大に取り組む |
選択目標 ※次の（1）から（9）から1つ以上選択| 目標項目 | 目標水準 |
|---|
| （1）経営面積の拡大 | 利用権の設定等又は農作業の受託をして現状より経営面積の拡大を行う |
| （2）農産物の価値向上 | 新品種の導入、栽培管理技術の改良等による農産物の品質向上、契約栽培等の新たな加工又は販売方法の導入等により農産物の価値向上に取り組む。 |
| （3）農業経営の複合化 | 土地利用型作物の生産、園芸作物の生産、畜産経営などを組み合わせ、複合的な農業経営の展開に取り組む |
| （4）農業経営の法人化 | 目標年度（令和９年度）までに法人化する |
| （5）青色申告の取組 | 青色申告承認申請書を提出し、青色申告を行う |
| （6）環境配慮の取組 | 化石燃料を使用しない園芸施設への移行による温室効果ガスの削減又は化学農薬・化学肥料使用料の削減を行う |
| （7）農作業の共同化 | 自らの経営にかかる農作業について、他の農業者と共同して行う |
| （8）労働時間の縮減 | 栽培・管理技術の改善、作業の効率化等により農作業の一部又は全部の労働時間の削減に取り組む |
| （9）輸出の取組 | 目標年度（令和９年度）までに農産物の輸出に取り組む（他社との連携による取組を含む） |
要望受付日
日時 令和７年１２月１８日（木曜日）９：００～１６：３０
場所 山鹿市役所（本庁）２階農業振興課
※申請される方は当日は資料がそろった状態で受付を行いますので、必ず来庁前に電話連絡（０９６８－４３－１５５６）をお願いします。
申請者ごとに時間を決めて受付を行います。上記日程で都合のつかない方は事前にご相談下さい。
提出書類
- 配分基準表等（PDF：1.03メガバイト）
※昨年の資料になりますがほとんど変わりはありません。 - 選択目標やポイント算出に係る根拠資料
- 導入機械等の見積書及びカタログ（施設の場合は図面含む）
- 個人：青色申告決算書等（直近3ヵ年分）
- 法人：直近の決算書3ヵ年分、定款、履歴事項全部証明書
留意点
- 本事業は融資の活用が前提となっています。
- 目標ポイントは必ず達成できる目標を立ててください。目標を達成できなかった場合、補助金の返還となる場合がありますのでご注意ください。
- ポイント算出に当たっては、必ず根拠資料を提出してください。
- 要望する機械・施設については、目標の経営規模に応じた性能の機械・施設の導入となります。例えば、経営面積に対して過剰な性能の機械を入れるなどは認められない場合があります。
- 過去に本事業を活用した方で、現時点で目標が未達成の方については事業の要望ができませんのでご了承ください。
- 取得した機械・設備については、自然災害に対応した農業共済や農機具共済等の保険に加入することが義務付けられています。
添付ファイル