「山鹿創生」の実現に向けて
このたびの市長選挙におきまして、市民の皆様の温かいご支援とご支持をいただき、山鹿市2代目の市長として、市政を担わせていただくことになりました。
まことに光栄に存じますとともに、皆様から寄せられた期待と責任の重さをひしひしと感じ、強い使命感を持って業務に精励してまいります。
前中嶋市長が合併後の16年間取り組んでこられた政策を尊重し、本市の持続的発展に向け、継承すべきところは継承し、時代の流れと共に変えるべきところは変えてまいります。
私は、このたびの選挙で、「山鹿創生」をまちづくりのテーマに、次の「6つの公約」を掲げました。
1) 新型コロナウイルス対策
2) 少子高齢化対策
3) 経済(農林業・商工業・観光業)
4) 医療・福祉
5) 市民生活(教育・文化・スポーツ・交通)
6) 行政
これら6つの公約の中で、まず取り組むべきことは、新型コロナウイルスから山鹿市民をしっかりと守ることであります。
本市でも、高齢者施設入所者等へのワクチン接種を4月下旬から始め、熊本県や鹿本医師会などの関係団体との連携を更に強化し、新型コロナウイルス対策に取り組んでまいります。
また、疲弊した市経済を一刻も早く回復させ、市民の皆様の笑顔を取り戻すため、経済対策や感染防止対策にも全力で取り組んでまいります。
更に、これからの急激な人口減少や超高齢化社会に向けて、財政の健全化はもちろん、災害に強く住みやすいまちづくり、農林業や商工業の後継者支援、観光振興のためのインフラ整備や地場産業育成、高齢者や障がい者の生活支援、子育て支援や人材の育成、教育・文化の振興などの取り組みを行ってまいります。
私は、この4年間、市民の皆様の声をしっかりと受け止め、未来ある子どもたちのためにも、先人が残してこられた豊かな自然環境、歴史・文化遺産、伝統工芸などを活かしたまちづくりを展開し、「6つの公約」の実現、すなわち「山鹿創生」の実現に向けて全力で取り組む決意であります。今後も、市民の皆様の温かいご理解とご協力を心からお願いを申し上げます。
結びに、市民の皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げ就任のごあいさつといたします。
山鹿市長 早田 順一