リチウムイオン電池とは
リチウムイオン電池は、くり返し充電して使うことができる二次電池の一種です。小型で軽量、大容量などの特徴から、スマートフォンや電子たばこなど、様々な充電式電子機器に使われています。便利な一方、過度の力が加わると発熱・発火の危険があります。
リチウムイオン電池やリチウムイオン電池を使用する電子機器は、表面がプラスチックでおおわれていることが多く、プラスチック製容器包装への混入が全国的な問題になっています。
リチウムイオン電池の誤った分別による事故
リチウムイオン電池が原因となった火災(発煙・発火含む)は、年々増加傾向にあります。
公益財団法人日本容器包装リサイクル協会の調査によると、全国のプラスチック製容器包装の再資源化施設における発煙・発火トラブルの件数、原因物の内訳は次のとおりです。
トラブル件数| H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | R6 |
|---|
| 49件 | 56件 | 130件 | 301件 | 285件 | 283件 | 285件 | 251件 | 119件 |
原因物の内訳(令和7年11月末時点)| 原因物 | 件数 |
|---|
| リチウムイオン電池単体 | 57件 |
| 加熱式たばこ | 7件 |
| モバイルバッテリー | 6件 |
| ワイヤレスイヤホン | 2件 |
| 電池以外の発火危険物 | 3件 |
| 発火原因特定できず | 12件 |
| その他 | 0件 |
合計
| 87件 |
リチウムイオン電池による火災防止のための啓発動画について
環境省では、実際に火災現場で消火活動を行った職員へのインタビューを交え、火災の状況や火災を防ぐための適切な廃棄方法等についてお伝えしています。
環境省YouTube:
なくそう!リチウムイオン電池による火災~わたしたちができること~【ショートver】
(外部リンク)
リチウムイオン電池の正しい処分方法
リチウムイオン電池
リチウムイオン電池はビニールテープなどで絶縁し、家電量販店等の専用回収ボックス、または資源ごみの「電池類」に出してください。
リチウムイオン電池使用機器
リチウムイオン電池を取り外すことができない一体型の電子機器は、無理に分解せず、そのまま資源ごみの「金物類」に出してください。