全国的に、悪質な新聞の訪問販売に関する契約トラブルについて、相談が寄せられています。訪問者が誰か、用件は何かなどをよく確かめ、勧誘されても必要なければきっぱりと断りましょう。
契約してしまっても、クーリング・オフができる場合があります。不安に思った場合やトラブルにあった場合は、一人で悩まず、消費生活センターにご相談ください。
相談事例
- 新聞の勧誘員が家に来た。「今取っている新聞で不満はないから」と断って、 ドアを閉めようとしたが無理やり玄関に入ってきた。何度も断っているのに 「何で断るんだ!」と怒っているような口調で言われたかと思うと、今度は 「頼むからお願いします!お願いします!」と泣き落としのように頼み込まれ たりしてあまりにしつこいので、仕方なく3カ月間の購読契約をしてしまった。 やはり2紙も必要ないので解約したい。
- チャイムが鳴り、「宅配です」と言うのでドアを開けたら新聞の勧誘だった。「いらない」と断ったが、「このアパート全員にとってもらっている」などとしつこく勧誘され、夜なのになかなか帰ってくれず、仕方なく3カ月の契約をした。やはり必要ないのでクーリング・オフしたい。
アドバイス
- 不用意にドアを開けず、訪問者が誰かを確認し、勧誘を受けても購読の意思がなければ、きっぱり断りましょう。
- 高額な景品は受け取らず、景品につられて契約しないようにしましょう。
- 長期間の契約や、申し込みをしてから数年先から始まる契約は避け、先の見通せる範囲で契約しましょう。
- 「いつでも解約できる」などと勧誘されても、セールストークだけをうのみにせず、購読契約書の内容をよく確認しましょう。
- 購読契約書にサインする前に、もう一度、必要な契約(望んでいる契約)かどうか、契約期間終了まで購読できるかなど慎重に考え、書面の内容をよく確認しましょう。
- 周囲の人は、一人暮らしの障がい者や高齢者の家に見知らぬ人が出入りしていないか、生活に変わった様子がないか等、日ごろから気を配りましょう。
啓発資料
消費生活センターでは、商品やサービスの消費生活に関する契約トラブルなどについて、消費者からの相談をお受けしています。
専門の消費生活相談員がご相談内容を詳しく聞き取り、ご助言させていただくため、このホームページやファックス、手紙、電子メールでの相談受付は行っておりません。ご相談は下記相談専用電話をご利用ください。
電話番号:0968-43-0188
相談受付時間:平日午前8時30分~午後5時(専門の相談員が対応します)
※電話受付時間、相談内容により、対応が翌開庁日となる場合があります。
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