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方保田東原遺跡(かとうだひがしばるいせき)

最終更新日:

所在地   山鹿市方保田(かとうだ)字東原(ひがしばる)、塚の本
指定年月日 昭和60年(1985)2月19日
遺跡の内容 弥生時代後期から古墳時代前期にかけて県内最大級の集落遺跡
遺跡の広さ 約35ha(史跡指定地:約11ヘクタール)

 

方保田東原遺跡 東から
遺構検出(110-2番地)

 

遺跡の概要

 方保田東原遺跡は、熊本県北部の菊池川とその支流の方保田川に挟まれた台地上に広がる弥生時代後期から古墳時代前期(今から約1700~1900年前)に繁栄した大集落遺跡です。

 これまでの調査の結果、幅8mの大溝をはじめとする多数の溝や100を超える住居跡、土器や鉄器を製作したと考えられる遺構が見つかっています。また、全国で唯一の石包丁形鉄器や、特殊な祭器である巴形銅器など数多くの青銅製品や鉄製品が出土しており、この遺跡の国力の強さがうかがい知れます。

 このほか、山陰地方や近畿地方など西日本各地から持ち込まれた土器なども出土しており、交易でも繁栄していた集落であったことが分かってきました。これらの発見から、菊池川中流域の拠点的な集落であったと考えられています。

 昭和60年2月19日、熊本県における弥生時代の重要な集落遺跡として国から史跡の指定を受け、さらに平成18年7月28日に追加指定を受けました。現在、約11haが指定範囲となっています。史跡の一部は芝生公園として整備されています。

 

 現在のところ、発掘調査が行われた面積は、遺跡全体の5%にも達していません。今後の調査によって、皆さんをアッと言わせるような数々の発見が期待されます。

方保田公園

 方保田東原遺跡の出土品は、平成29年9月15日に重要文化財として国から指定を受けました。これらの特徴的なものは山鹿市立博物館(休館:月曜・祝日の翌日)で展示公開しています。そのほかは、遺跡に隣接している山鹿市出土文化財管理センター(休館:土日祝日)に収蔵、展示しています(詳しくは、下記の内部リンク「方保田東原遺跡出土品」をご覧ください)。 

 

アクセス
○車
国道3号から県道198号へ。日置(へき)交差点を西へ(県道301号)。交差点から約300m。

○バス
(山鹿バスセンターから)産交バス
1)「日置経由桜町バスセンター行き乗車。停留所「方保田(かとうだ)」で下車。東へ徒歩で約5分。
2)「来民バイパス経由桜町バスセンター行き」乗車。停留所「日置(へき)」で下車。西へ徒歩で約5分。

(熊本市方面から)産交バス
桜町バスセンター14番のりばから産交バス「山鹿温泉」行き(新道経由除く)乗車。停留所「日置(へき)」で下車。西へ徒歩で約5分。

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