山鹿市出土文化財管理センターの機能
文化財行政のうち、埋蔵文化財業務の一つである発掘調査については、現場での発掘作業と土器洗いなどの整理作業に大きく分けられます。
出土文化財管理センターでは、発掘調査で見つかった出土品(土器や石器など)の水洗い、注記、接合、復原、実測などといった整理作業を行っています。また、山鹿市内の発掘調査で出土した土器や石器などコンテナ約3000箱を越える出土品を収蔵しており、整理作業と合わせて、その様子を常時見学することができます。
この出土文化財管理センターは、史跡方保田東原遺跡(かとうだひがしばるいせき)に隣接しているので、遺跡のガイダンス施設としての役割も果たしており、出土品の展示や説明会場などとしても活用しています。