弁慶ヶ穴古墳

古墳の概要
弁慶ヶ穴古墳は、古墳時代後期の終わり頃(6世紀末ごろ)に造られたお墓です。古墳の形は円墳で、その内部に巨石を組み合わせて造った石の部屋(石室ーせきしつ)があります。
石室の壁面には、馬や船などの絵が描かれています。色は赤が主ですが、白や灰色も使われています。
チブサン古墳と同様に、わが国を代表する壁画系装飾の一つです。
石室は古くから開いていて、壁面の一部に馬が描かれていたことは知られていましたが、昭和31年7月、県立山鹿高校(現、鹿本高校)考古学部の調査で、前室の壁面等に多数の装飾が確認されました。また、石室内部からは鉄製の武具や馬具が見つかり、その一部は山鹿市立博物館で展示されています。
所在地 山鹿市熊入町字竹の下